帰宅して驚いた。
ケージが完成している。
かなりシンプルな作りだが
洋服タンスくらいの高くて大きい家が
少々強引なホワイトニング接合ながら出来上がっていた。
中の子猫は、その10倍以上も大きくなった
自分の家に満足しているのか
ドヤ顔で私を見下ろしていた。
ほほお、やれば出来るってことか。
今までは何だったのか、とはもう言うまい。
子猫が小さな箱に押し込まれずに
暮らせるならそれで良い。
今までどおり、一定時間は部屋の中に放して
好きなように遊ばせているようだし
ケージの中にはトイレも付いている。
排便も好きな時間にできるので
ストレスもだいぶ軽減しているはずだ。
とはいえ、私の路上生活が終わるわけではない。
多少は声量も下がりはしたが、相変わらずうるさい。
また、広くなったケージの中を
ドタンバタンと駆け回るので、物音は増えた。
こんな騒音がひと晩じゅう続くのだ。
とてもじゃないが、この部屋で睡眠は取れない。
いつもと変わらぬ段取りで、私は部屋を出た。